本プロジェクトは弊社から、車両メーカーを通じ、ブラジルセントラルに納入されました。
電車の運行はSUPERVIAにより行なわれ、ブラジルのリオデジャネイロ市内を走行しています。
COP(中央制御パネル)は両先頭車両に取り付けられ、車内への各放送、両先頭に乗車している乗務員同士の通話、PEIU(非常通報器)による乗客との通話、運行会社地上局との通話、ドア開閉時のチャイム音の起動制御を行ない、電車のスムーズな運行に一役買っています。
また、PAA(PAアンプ)は各車両に取り付けられ、AGC(オートゲインコントロール)機能を装備しており、車内の騒音を検知して放送音量を自動的に調整することで、乗客に対してより確実な放送内容を届けられるようになっています。
【納入機器】
1.中央制御パネル(COP:Center Operation panel)
2.非常通報器(PEIU:Passenger Emergency Intercom Uni)
3.PAアンプ(PAA:Pubric Address Amplifier)
4.スピーカー
5.モニタースピーカー
車両数:80両(4両1編成構成)
20編成に上記機器を納めています。
弊社は日本国内のみならず、世界各地へ活動の場を広め、アジアを中心とし、鉄道車両用放送装置を香港KCRC(九廣鉄路公司)様向け、香港MTR Corporation様向け、シンガポールSMRT trains ltd様向けにも納入しています。
また、最近ではブラジルCENTRAL Project、CENTRAL様向けをきっかけにブラジルでも活動の場を広めています。
沿線への音環境の向上やソフトな柔らかい音色を提供する為に新型車輌9000系に電子警笛装置ミュージックホーンが搭載されています。
この装置には2種類の警笛音が内蔵されており、スイッチの切替えで容易に音色を変更することができます。
*ご試聴頂くには「Windows Media プレーヤー」などのプラグインが必要です。
電子警笛装置の主な特長
1.音源ICの交換でオリジナル音、警笛音、音楽(ミュージック音)等、音源を自由に選択することができます。
2.繰り返し再生することができます。
3.鳴動の減衰時間を自由に設定することができ、余韻をもった豊かな音色の警報音を鳴動させることができます。
4.コンパクトな形状ながら、過酷な使用にも耐えうる高耐久性装置です。